2012年7月24日火曜日

測量図面

測量屋さんはその仕事柄、きちっとした図面を作られる方が多いと個人的に思っています(適当に作る方が難しいと言われる方もいらっしゃいます)。しかし、中にはとんでもない方がいらっしゃいます。

先日、年配の測量屋さんと現場で打ち合わせをしていたのですが、その話し方が自信満々。その時はよく知っておられる方なのかなあ?程度に思っていました。次の日の午後に現場に行くと、既に作業を終えられていましたので、流石だなあと感心。

しかし、待てども成果が上がってきません。
結局、出てきたのが、1週間後。とんでもない図面でした。単点の表示が無い、マンガのような崩壊跡、横断と平面がまったく合っていない等々。そりゃ、早く済むはずです。ほとんど測っていないのですから。


もう一つの現場では、急いでいます!というのに、移動杭の初期値を測ったっきり、なかなか現場に現れない測量屋さん。しかし、成果を見て驚きました。地盤の細かい段差や亀裂、セメントの分離や移動位置をきっちり拾われてました。一目見ただけで、現場のイメージが再現できるのです。すばらしい図面でした。欲しい内容を理解されているのでしょうね。

腕が良いので忙しい、腕が悪いのでヒマというのは、どの職にもある程度共通すると思います(実際はその上に商売上手・下手が加わって分かりにくくなるのでしょうけど)。
ボーリング屋さんもそうですよね。難しい現場、サンプリングの重要な現場ほど、腕の良いオペさんに話が行きます。
地質屋も設計、工事の事を知っている、何を求められているのかを理解している人ほど、話が来るのでしょう。

そのような事を感じた、2枚の測量図面でした。




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