AI の進化により、国外の多くの論文を短時間で要約、把握できるようになりました。
とても便利なのですが、苦手な英語を読む必要がなくなったので、より一層、苦手になりました。計算機を使えば計算能力が落ちると考えた昔の人みたいですが、実感しているので笑ってもいられません。
どうにかしないといけない、と思い AIに頼ることにしました。AI を使う障害は AI を利用して克服しよう、という発想です。
まず作ったのは、Readerです。PDFを読み込み、1文づつEnterキーで読み進めます。同時に音声読み上げを実施してもらうので誤って覚えていた発音のチェックにもなりますし、和約、構文、単語の意味を表示しているので、わからない文、単語、イディオムが出てきたらそれらを見る、聴く、という使い方ができます。和訳等のデフォルト表示は無料枠を利用しているため回数に制限があったり精度は低かったりするのですが、都度調べるよりは思考が途切れないので助かります。特に音声は飽きなくて良いですね。
難しい文章が出てきた場合は有料枠の AI 翻訳&解説で詳しく調べます。ま、回数制限を回避するためにも基本はこちらをデフォにする使い方になるのかな。DeepL や ChatGPT の API も使えるようにしてもらいましたが、そちらは試していません。バグも出てきていますので、使いながら改善していきましょう。
もう一つ。近々、英語でのポスター発表を控えています。AI にスキルを使って作らせたポスターと原稿を与え、二十数時間の発表練習教材を作ってもらいました。ずいぶん前に書いた論文なので中身を忘れかけていましたが、10時間ほどこなす内に徐々に思い出してきました。
作ってもらったのは、主要な単語、内容のまとめ、挨拶、説明(2種)、質疑応答です。後半は Claude のチャットに1時間で実施する内容を毎回渡して、音声モードで会話する形にしました。専門的な内容でも練習ができるのが良い点。反応に一呼吸入る場合があるのと、時々暴走するのが悪い点、でしょうか。もう少し AI にフィードバックしながら練習内容を詰める必要がありそうですが、ひとまず教材はできました。
ま、20時間程度で話せるようになるわけではないのですが、今までの学習よりは効率的だとは思います。
考え方なんでしょうね。
AI が何かの障害になるのであれば、別の有利になるような使い方を考える。そういった発想も今後は頻繁に必要になってくるのでしょう。