「熊対策を実施しなさい」と指示を受けました。
隣接県が鳥獣駆除を本気ではじめたため、熊や鹿が県境を越えて逃げてきたようです。結果、熊の出現数は例年の倍だそうです。
で、そこへ調査に向かうわけですが、熊が迷惑というのは完全にこちらの都合でしょうね。熊にしたら人間が迷惑でしょうし、もともと彼らの住処ですからね。侵していくのはヒトの方です。
そういえば、入社試験の時、「構造物を作る事と自然破壊について論じよ」という内容の問題が出ました。何を書いたか忘れましたが、「自然を守りたいなら作らなければ良い」という他人事のような考えを書くわけにもいかないので、なかなか紙面が埋まりませんでした。
ヒトの都合で進められる事業にも理解できますし、地質屋ですから自然の理も理解しているつもりです。それらのバランスが崩れると、単に平衡点に戻るだけです。それだけです。
何事もやり過ぎはいけません。こちらに帰ってきます。
フィールドサインには気を付けて、進み過ぎない様にしましょう。
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