2018年8月26日日曜日

GSFLOW-GRASS(途中〉

今日は、GSFLOW-GRASS。
https://github.com/UMN-Hydro/GSFLOW-GRASS

extentions のインストールや buildDomainGRASS.py を動かす段階で何度もエラーが出るなー、と思っていたら、間違ってました。GRASS の コンソール画面からインストールするよう書いてあったのに、Win のシェルを使っていました。ま、それでもいくつかのエラーは残りましたが。
最初から GRASS 経由だとエラーは少なかったと思いますが、今後のために書き残しておきましょう。


buildDomainGRASS.py

SyntaxError: Missing parentheses in call to 'print'
https://qiita.com/pugiemonn/items/94ac57ba1b7b03548efe
(Ver.3からは()が必要)

ModuleNotFoundError: No module named 'ConfigParser'
https://stackoverflow.com/questions/14087598/python-3-importerror-no-module-named-configparser
(大文字・小文字の違い)

ModuleNotFoundError: No module named 'readSettings'
(run フォルダー内の readSettings.py を \GSFLOW-GRASS-master\domain_builderにコピー)

Error opening or parsing input file: \GSFLOW-GRASS-master\Run\settings.ini
(settings.ini にリネーム)


まだ、DEMの取り込み中にエラーがかかります。
次回にしましょう。

2018年8月25日土曜日

GMS 動きました

久しぶりに GMS。

動かないと悩んでいたのが2年前ですね。
https://phreeqc.blogspot.com/2016/08/gms.html

今回は J-SHIS で切り出したモデルを GMS に取り込み、震源と観測地点を配置して計算。きっちり動きました。
動かなかった原因の一つは、モデルの大きさ。大きすぎると止まるようです。そこをクリアーすれば、後は容易でした。

単純な横ずれ断層と逆断層の2ケースを計算してみました。が、結果は意外。波動の伝播が思った動きと違いましたね。まだ理解できないのですが、押し引きだけでない理屈があるのでしょう。

ひとます、ある現場においての私の考え方が、単純すぎることが分かりました。
なんとか理解したいですね。

また2年後でしょうか。

2018年8月12日日曜日

接地抵抗

後輩君の仕事がきっかけで、接地抵抗について再度調べていました。

特許申請中の手法を使う必要に迫られているようです。「地下水探査杖」と名付けられた手法です。検索すると基礎地盤さんの紹介が引っ掛かりました。
http://www.chugoku-geo.or.jp/book/export/html/6
接地抵抗を測っているだけのようですが、これ、多層地盤だと判断が難しいでしょう。

サウンディングなら、ロッドの濡れた位置や、試験後の孔に水位計を入れて水位を判断しています。調査深度全体が単層である保証はないでしょうし、しかも特許料を払う必要があるなら流行らないでしょうね。

これ、地下水位だけでなく、不飽和帯の土層変化の指標になるでしょう。含水比の差をサウンディング結果の補足として利用する、そのような使い方ができないでしょうか?
今までは音と感触だけで砂か粘土を判断していましたので、接地抵抗も含めるとより精度が上るでしょう。簡単なモデルを作ってEXCELレベルで計算すれば、正否のチェックもできそうです。これは特許に含まれていないようですので、サウンディングの基準に含められると思います。

機会があれば、試してみましょう。





地すべり管理基準値

地すべり移動速度を用いた管理基準値の例は、地すべり観測便覧や、土木研究所資料 地すべり防止技術指針及び同解説(提案)平成19年9月に多く掲載されています。

他にも、
例をまとめたものがコチラ。

  • 現場に役立つ地すべり工学 4.監視と予測
定常移動速度0.04~1.65mm/h
3次クリープの始まり(速度が増加し始めた時のひずみ速度)1.5~7mm/h
3次クリープから崩壊までの残り時間(避難基準の2mm/hから)20~1000時間
※一般的な警戒避難基準の2mm/h、または4mm/hは3次クリープの始まりとほぼ一致しており妥当。
注意体制2mm/h
警戒態勢(避難準備)2~4mm/h
避難2~10mm/h
目安ですが、値を明記しているのがコチラ 。

  • 道路土工 切土工・斜面安定工指針H21.6
かなり活発な地すべり変動が発生していると判断するための変動量の目安
1mm/日以上が10日以上連続
10mm/日以上が2日以上連続
1週間の累積傾斜量が100秒以上
1週間の平均傾斜量が30秒/日以上
地すべり地内への立ち入り制限を行う目安
2mm/h以上が2時間以上連続
傾斜量の累積が認められ、かつ1日の最大傾斜量が100秒以上
空振りでも良いので、迷わずに避難勧告等を出していただきたいところです。

2018年8月5日日曜日

SNAP + Sentinel-1

SNAP で SARのデータを加工していました。

基本は以下の手順です。
https://phreeqc.blogspot.com/2017/11/interferometry-process.html

SNAP + Sentinel-1の場合、以下の通り。

DInSAR
S1 TOPS co-registration orbit-stack
interferometry
deburst
filter
(unwrap)
terrain correction

簡単なRGB表示
S1 TOPS co-registration orbit-stack
deburst
terrain correction
RGB Image Window

結果はどちらもイマイチ。うーん。やはり、ALOS データと、500~700万のソフトが必要でしょうか?「政府衛星データのオープン&フリー化」は進展ないようですし。
ちなみに、unwrapping は Win10 の Shell 経由で可能でした。snaphu.conf にコマンドが記載されているので、コピペするだけです。こちらも結果はイマイチでしたが。

査定上限額の引き上げ

平成30年7月豪雨による災害が激甚指定されたことで、現地採択の上限が4億→8億に引き上げられました。
http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo06_hh_000112.html

これ、過去にもありましたね。その際は査定期間の制限も緩くなりました。

平成30年の災害手帳にも「激甚災害指定の見込みが立った時点」での引き上げルールが記載されています。

速やかな査定・復旧を願いましょう。