カーブした切土法面の、吹付け前の写真を頂きました。
見事に円弧上のすべり面が形成されています。幅は100mを超えているでしょうか。
それらの位置を5か所選んで断面上にプロットし、GEORAMA で形状推定。結果、見事に掘削前の道路際に抜けました。冠頭部のすべり面勾配をややきつくすると、尾根手前の古い滑落崖につながりますし、全体的にも古い地形図より推定していた地すべりブロックにハマります。古いボーリングや物理探査結果にも調和的です。裏が取れたと言えるでしょう。ただ、想像より緩勾配で見た目より直線的(そりゃ、そうです。カーブした法面に傾斜した平面が交わると、交線が円弧上になります)。そのため層厚も想像よりかなり薄い。層理面の方向をBTVでチェックしておく必要がありそうです。
5点で推定できたのはラッキーですし、PCが 無理のない結果を出してくれたのは見事だと思います。法面がカーブしていましたので、ソースの位置情報を効率よく利用できたのでしょう。
掘削後に以前の現地確認はできませんので、こういった使い方は効果的だと思います。今日は皆で感心していました。
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