2012年7月6日金曜日

雨、崩壊、施工者

ここ最近、雨が良く降ります。土砂崩れも多くなってます。

先日は掘削中の現場にて、すべるかどうかの議論。
地盤自体は問題なかったので、法勾配の変更はありませんでした。施工屋さんはどうしても変えたかったようで、暗くなるまで引きとめられました。
「ただ、大きなすべりは無くても、表流水が掘削面に流れ込んだり、乾燥させると表面は崩れて行きます。掘削後はブルーシートなどで養生してください」とお願いしておきました。施工屋さんからは「それは当然」とのお返事。
が、数日過ぎて見てみますと、ほったらかしでした。気にするところが違います。崩れるまで放置でしょうか?

もう一つは岩盤の切土法面。
最初は表層崩壊かと思いきや、背後に滑落崖が連続。すぐに、間詰め、ブルーシート、丁張りをお願いしておきました。
当日にはお願いしておいたことは全て実施され、2日後には大型土のうの設置まで終わっていました。 迅速。しかも、丁寧。

すべり、崩壊、雨、養生などに対する考え方も、施工者によって随分と変わってくるようです。そういう意味では人災もあるのでしょうね。

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