2023年8月28日月曜日

表面波解析の初歩

表面波解析のためのガイドラインを見かけました。
Guidelines for the good practice of surface wave analysis: a product of the InterPACIFIC project | Bulletin of Earthquake Engineering (springer.com)

図2、図3は説明に使えそうです。
深度についても良いですね。

Generally, artificial sources (also called active sources; e.g. sledgehammers and drop weights) generate energy concentrated at high frequencies (several hertz to several tens of hertz). This limits the maximum resolved depth to about 15–40 m (depending on the velocity structure of the site and the mass of the impact source).

While it may be possible to obtain VS profiles down to 30 m using a sledgehammer, we find this only to be possible at stiff sites. At soft sites, the depth of profiling with a sledgehammer will more than likely be limited to 15–20 m.

逆解析の初期モデル作成時に波長から深度を仮定する場合、OYOさんは0.33 (1/3)を使用されています。1/3波長則と呼称されていますが、一般的にはそのような法則はありません。昔、調べた記憶では根拠となる文献もなかったように思います。1/4波長則と似ていますので、どこかで混じってしまったのでしょう。
このガイドラインには、その係数にも触れられています。0.4~0.8のようです。

If no a priori information is available, a simple approach to build a first tentative profile is to use the measured dispersion curve itself, based on the relation between wavelength (k) and penetration depth: VS values are defined from phase velocity values, possibly increased by 5% or 10% (difference between Rayleigh phase velocity and VS); in a homogeneous medium depths values are defined from a fraction of the wavelength. The exact fraction linking wavelength and depth depends on the velocity structure and cannot be defined a priori. However, this exact fraction is not required to define a rough initial model, and used values range between 0.4 and 0.8. This approach was used in the past to directly estimate the shear wave velocity profile from surface wave data avoiding a formal solution of the inverse problem. Actually, it better represents the average VS value from the surface to the relevant depth. It can be shown that it provides reasonable results especially when the fundamental Rayleigh mode is dominant in the propagation.


良さそうな動画もありました。簡単ですが、区分もまとめられていました。
1D Active MASW Training Series - YouTube

Acrive: SASW, MASW
Passive: MAM (SPAC, ReMi), HVSR 

残念ながら、古巣の地質チームに表面波探査の解析までできる人がいなくなってしまいました。理論を理解していないでしょうから、どの区分の探査を商品としているのかすらわかっていないでしょう。ま、executives の方針で作ってしまった組織体制ですので誰も文句は言わないと思いますが、どうするつもりなのでしょうか。

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20230902
初期モデルの係数に関する記述を追記。

2023年8月20日日曜日

WINシステム その4

Winシステムの受信側プログラムをOS起動時に自動実行させます。

Ubuntu でのスクリプト自動実行は2通り。
・「自動起動するアプリケーション」に登録
・スクリプトをsystemdに登録。

前者が一文を書くだけなので楽です。
後者は手順が多い。↓
1. unitを作成する。
etc/systemd/system/recvt_auto_start.service

[Unit]
Description=recvt_auto_start

[Service]
Type=oneshot
RemainAfterExit=yes
ExecStart=/home/[user]/WIN/recvt_auto_start.sh

[Install]
WantedBy=default.target
2. 自動起動として設定。
$ sudo systemctl enable recvt_auto_start.service

3. OS再起動後、稼働状況を確認。
$ journalctl -u recvt_auto_start

 

これでOSが再起動しても引き続き受信できる、できたらいいなあ。

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20230822追記
今のところ、正常動作しています。何度も再起動しましたが問題なし。大丈夫そうです。

2023年8月17日木曜日

M5Tough - backup battery (RTC) is disabled

以前、M5 Tough を再起動するたびに時計がリセットされる症状が出ていました。

かなり早いけれどバッテリー切れでしょう、などと思っていましたが、追加で購入した新製品も同じ症状。

あやしい、と思い調べてみるとバグでした。https://github.com/m5stack/M5Tools/issues/1

ん?でも2021年末のissue。さすがに新品の方はコレジャナイと思い、充電開始(RTCのバッテリーが充電池であることもこのIssue で知りました)。

翌朝、一度電源を落とし、しばらくしてから確認すると時間が保持されていました。OK。

原因がバグだったのかただの充電不足だったのかわかりませんが、とりあえず手元の新旧Tough の RTC は全て正常に機能することが確認できました。

起動しない Ubuntu 22.04

Ubuntu22.04 で、またもや apt upgrade できなくなりました。

error while loading shared libraries: libcrypto.so.1.1

こちらで対応。
https://stackoverflow.com/questions/72133316/libssl-so-1-1-cannot-open-shared-object-file-no-such-file-or-directory

まだ駄目。GRUB が引っかかっているようです。   

 "Cannot upgrade Secure Boot enforcement policy due to unsigned kernels....
https://www.kubuntuforums.net/forum/currently-supported-releases/kubuntu-20-04-focal-fossa-lts/software-support/665555-this-pops-up-when-using-dist-upgrade

Secure Boot を外してみたら、あっさり入りました。

が、今度はWiFiコントローラーとタッチパッド、タッチスクリーンを認識しなくなりました。うーん。

Secure Bootを戻してみましょう、と設定を元に戻すと今度は起動すらしません。うーん、やや重症っぽい。

仕方がないので Secure Boot を外し直し、カーネルの ver を起動時に選択。いくつか試すと正常に起動するモノがありました。一安心。

途中で止まるVerでは ACPI_BIOS_ERROR が発生していました。ドライバーが壊れちゃったのかな?

ま、寝かしておけばいずれ治るでしょう。次のLTSの公開が早いかな?

 


ImportError: DLL load failed while importing _ctypes: Can't find specified module.

conda install ができなくなりました。

いくつか修正を試してみましたがダメ。miniconda を reinstall して、conda-forge をデフォルトに設定しなおしてみましたが、ダメ。

自力では何ともならないので、google 先生に教えを請いました。

今回の解決策はコチラ。https://github.com/conda/conda/issues/12531

ffi.dll.c~.conda_trash を ffi.dll に rename したらあっさり動きました。
なぜ、ファイル名が変わったのか?ま、いっか。

2023年8月16日水曜日

WINシステム その3

パケロスの件、MTUの見直しが必要という点をプロに御教示いただきました。

float 4byte × 3ch × 500Hz= 6000byte なので、通常の MTU=1500byte では 1CH も送付できません。そりゃそうだ。

ということで、スマホの MTU を変更できるか見ましたが、これは無理。
では有線、ということでルーターを借りてきて設定。MTU=9000にしました。

が、ping IP -s 1500 -M do でエラー。
MTUが1500のままで通らない、と言われます。

しばらく悩んで、原因が発覚。ラップトップにUSB経由のLANアダプターを付けていたのですが、ココで引っかかっていました。このようなところにもMTUの設定があろうとは。
UBUNTU 側で設定ファイル”/etc/netplan/*.yaml”を修正し、最大の MTU=4000 に設定。
send_raw の MTU も 4000に設定。2ch分です。分割数は半分になりました。

これでしばらく受信してみたところ、500Hzでも欠測しなくなりました。

一見落着、と思いきや、raspi4側がまだMTU1500のままでした。最初に作るパケットを大きくしたのでそれが効いていたのか?ルーター等の設定はいらなかった?

ま、いっか。

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20230822追記
Ethernet 機器をMTU1500に戻しても、欠測は起こりませんでした。send_raw の MTU が大きな原因のようです。
それでもスマホのテザリングではパケロスを起こすので、回線にも配慮しないとダメなのは変わりません。スマホの MTU って、いくつなのでしょう?

2023年8月7日月曜日

WINシステム その2

今日はWINシステムの受信側を設定。

といっても、先日WINシステム自体はインストール済みですので、数行コマンドを叩くだけ。これだけでデータを受信し、波形を保存し、画面に表示してくれます。素晴らしい。
30 年前に開発されたシステムであるが現在も活用されており,当時の設計思想が非常に優れていたことを示している.

本当にそう思います。30年前ですからね。

500Hz サンプリングにすると、パケットロスが出ました。WiFiだからでしょう。有線だともっと高周波まで取れるかな?ロスの出ない距離も知りたい。

いずれにしても、感謝です。ありがたく使わせていただきましょう。 

2023年8月6日日曜日

学習データと生成AI

先輩君が画像から砂防施設の被災箇所を探せないか後輩君と相談していました。

それはCNN等、NN系を利用すれば比較的簡単にできそうだと思ったのですが、先輩君が否定的。学習データがないから、というのが理由だそうです。
いえ、学習データなんてこれまでの被災画像を集めたり、ネットで拾ってくれば最小限は集まるはずです。スケールを変えたり、回転させたりといったデータ拡張(水増し)ありきですので、数百枚集めたら問題ないはずです。
と説明ししましたが、理解できなかったのか反論なく、無駄にハードルの高い方法を選択されたようです。定点カメラでもつけておけば楽なのでしょうが。

近年は生成AIが流行っていますので、それで被災画像を作成したり、逆に作成された絵と似た絵を検索で探したり、ということもできそうです。

ということで、作ってみました。
お手軽に Being Image Creator です。

まずは、「災害 砂防」で作成。
これは、one piece でしょうね。砂防 ⇒ SABO ⇒ サボで引っかかったのでしょうか。

「被災した砂防ダム」
これはデカい。ダムで引っかかるようです。

「崩壊 小さなダム」
これだとダムかどうかわかりません。

「崩壊 小さなダム 渓流」
それっぽいですが。この辺が限界でしょうか。

「崩壊 小さなダム 渓流 被災」
壊れた家?が覆い被さっているように見えます。

「崩壊 ダム 渓流」
何かが壊れているような気もしますが。

「崩壊 小さなダムの一部が壊れる 渓流」
背景は中国の山でしょうか。

「崩壊 小さなダムの一部が壊れる 渓流 日本」
背景が見慣れた日本になりました。

「崩壊 小さなダムの一部が壊れる 渓流 日本 11月」
11月っぽい。相変わらず、何が壊れているのかわかりません。が、生成された画像からWeb上の画像を検索するとダムばかり引っかかります。何を見ているのかわからないのですが、面白い。

イメージ通り、という画像はできませんでした。エッシャーのだまし絵のような画像もありました。
これらを共食いさせると、徐々に生成される画像の品質が落ちていくようですが、それを別の機械学習に食わせるとどうなるのでしょう?
画像生成AIに“AIが作った画像”を学習させ続けると? “品質や多様性が悪化” 「モデル自食症」に:Innovative Tech - ITmedia NEWS
予測精度が上がるかどうかはわからないですね。どなたか報告されているような気もします。


英語の品格

国際学会への発表を控え、英語を勉強し始めました。

典型的な日本人ですので、reading, writing はそこそこなのですが、 speaking は駄目。短文、テクニカルな英語ならなんとか、というレベルです。良く言えばフレンドリー、率直に言えば品のない、幼い、話せないでしょうか。
先日、新聞に掲載されていましたが、今の学生も変わっていません。残念。

中3英語スピーキング、正答率12% 0点が6割 全国学力調査
https://www.asahi.com/articles/ASR70552PR7XUTIL01X.html

そのようなレベルですので海外旅行ならともかく、仕事で英語を使っては相手に失礼と避けてきました。そうすると話す機会がなくなるので余計に悪循環なのでしょう。

先月、書店で見かけたロッシェル・カップほか「英語の品格」を読みました。品のない英語しか話せないことを自覚していますので、このような本があるのかと半ば衝動買いでした。
読んでみると、なかなか口から出ない英文ばかり。いえ、読むには易しいのですが、口からは咄嗟に出てきそうにありません。

昨日も海外の方との web 会議に呼ばれ参加していたのですが、議論の中で咄嗟に出そうになったのは以下の否定文。
I don't agree with your opinion.

これは駄目な方と書かれていたというのは覚えていたのですが、良い言い方を思い出せません。どう言えばよかったのか?帰宅してからと見直してみました。
書かれていたいくつかの例文を読んで納得。全否定せず、別の意見があるということを伝える表現で良いようでした。

発表まで残り時間があまりないので、これから劇的に英語力が上がることはないでしょう。それでも、なんとか失礼のないように話せるよう訓練するしかないのでしょうね。

WINシステム

まさか自身が WINシステムに触れようとは思いもよりませんでした。
https://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/WIN/man.ja/

ひとまずインストール完了です。path を通す場所が変更されたのかな。

sudo apt install tk libmosquitto-dev
sudo ./configure --prefix=/usr/local/win
sudo make
sudo make install

.bashrc に path を通す。
# Winsystem 2023-08-05
export PATH="$PATH:/usr/local/win/bin"