2012年6月24日日曜日

Particle Friction Coefficient and Material Friction Angle

ITASCA PFC3D の Getting Started に、安息角を表現するモデルがあります。

friction coefficient 1.0で angle of repose が35度、0.577で26度となっています。最初に見た時は「あれ?」と思いつつ、「安息角をせん断抵抗角にみなすのは、安全側だから良いか」などと、的外れなな事を考えていました。
文章を読み進めると、以下の文章が。
While this example is too small to draw direct conclusions about the relation between particle friction coefficient and material friction angle, it does demonstrate the way problem-scale properties can be related to contact parameters.
粒状体は要素の表面の friction coefficient を設定しなければならないんですね。当たり前ですが、連続体の考え方に固まっていると、そんな事も見えなくなっていました。土質力学を勉強し始めた頃に表面摩擦とせん断抵抗角の違いを勉強したはずですが、死んだ知識になっていますね。

このような話は 筑波大学の松島研より公開されている DEMseg のセミナー資料にも記載されています。分かりやすいですね。
 http://granular.kz.tsukuba.ac.jp/dem/cr01/cr01.html
 
ですが、表面の摩擦係数なんて、どうやって設定すれば良いのでしょうか?安息角の再現は乾燥させた場合ですから地盤の計算には使えないですよね。マニュでは三軸圧縮試験などを再現し、パラスタで決めるような考え方も紹介されていますが。

DEMは触ったことがないので、いろいろ分からない事があります。 少しづつ見て行きましょう。

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