先日、後輩から粒子画像流速測定法 (PIV)を地すべりに適用した事例を紹介してもらいました。
地すべりで画像を使用した移動方向の推定を行う場合、精度を保つには画像のプレ処理が難しいだろうなあ、と思いながら聞いていました。まあ、これは Optical Flow でも共通しています。
聞きながら、ふと、思いつきました。
「これ、河川や泥流の流速が測れるのではないか?」
以前、Optical Flow で流速が測れるのでは?という思いつきを書いたことがあります。http://phreeqc.blogspot.jp/2012/02/lp.html
PIV と流体の流速について調べてみると、国交省でも研究されていたようです。H15年の発表が公開されています。その後、どうなったのでしょう?技術的に困難だったのでしょうか?
http://www.mlit.go.jp/chosahokoku/h15giken/pdf/0214.pdf
さらに調べてみると、既に PIV を利用した測定器も販売されていました。かなり進んでいますね。
先輩が泥流を WEB カメラで観測している現場があります。国交省の発表のように本来は補正が必要ですが、まず PIV ソフトで認識するかどうか試してみましょう。
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