鳥取砂丘に行ってきました。
子供のころに行ったことはありますが、大人になってからは初めてです。昔の記憶に比べて随分整備されていました。
まずは砂丘の上まで登りました。記憶と変わっていない風景が広がっています。
ただ、ラクダよりも風紋に興味の対象は変わっていました。綺麗な風紋は見ることができませんでしたが、ミニ版を見つけて満足でした。
降りてきてから、駐車場横のジオパークセンターへ。「ジオパーク」は任意団体による観光誘致のための仕掛けだと思っていたので、今まで興味を惹かれませんでした。そのため知らなかったのですが、意外と整備されています。
センターの中に入って驚きました。実体顕微鏡があります。
安息角を測る装置も2種ありました。今回はどちらも34度となりました。会社には下のと似た測定機があり、一昨日測ったばかりでした。こちらの装置の方がよくできていますね。
地層のはぎ取りでしょうか?新旧砂丘砂層の間には、火山灰層が挟まっています。残念ながら、作成法や深度は書かれていません。関連文献も紹介されていませんし、図書も販売されていませんでした。ジオパークセンターですから、対象としている地質に関連する図書くらいは一式そろえて欲しいですね。
お土産屋さんの裏に露頭があるとのこと。早速行ってみました。
立派な露頭です。が、少し砂を被っていました。こちらに先のはぎ取りと同じ説明をつけられた方が親切ですよね。説明書きの看板は一読しただけでは分かりませんでした。地質屋が読んで迷うのですから、一般の方には難しいでしょう。ま、一般の方は深く読まないでしょうから問題ないですが(ジオパークの看板はどういった方を対象に作られているのでしょうか?)。
お土産屋さんの中にある模式図や説明の方が分かりやすかったですね。文献、購入しましょう。
お土産屋さんの前に小さな砂簾ができていました。上から砂が雪崩のように滑り落ちてきます。すべりおちる角度が28~32度だそうです。ま、そんなもんでしょう。
世界のジオパークもいろいろあるようです。
http://www.europeangeoparks.org/isite/home/1%2C1%2C0.asp
こちらの方は Education という項目がありますが、これは良いですね。小さい子供たちや高校生を相手に地質教育のプログラムを提供する。教材としてジオパークを提供する。こういったコンセプトをもった活動が重要なのでしょう。
おまけ。
これもジオパーク!
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