今日は富士通エフ・アイ・ピー社の DECALT で圧密沈下量を試算しました。
富士通エフ・アイ・ピー社の製品は DECALT, COSTANA, を全社共有ライセンスで購入してることを知っていたのですが、個人的にほとんど使用したことがありません。圧密は計算機会がほとんどないため、安定計算はPowerSSAをメインで使用しているためです。とにかく、両者ともモデル入力の面倒さが欠点です(このあたりは後発の SoilWorks のコンセプトが良いですね)。
今日も入力に手間取りました。
Civil3D 2012 で書き出した DXF はなぜか読めませんでした。Civil3D で吐き出したものを V-nas で読み込み、そこで再度 DXF に吐き出します。これで DECALT でも読めるようになります。
読めると言っても、line などの端点を読むだけで、そこから手作業で線をつないでいく作業が発生します。なんともDOS-Like、とは言いすぎかもしれませんが、Win95くらいのアプリを彷彿させます。
しかし、所詮は1次元の沈下計算なので、作業を始めてから2時間くらいで1ケース終わりました。特に機能的な制約もエラーもなく終了、簡単です。
結果は50cmの沈下。実際の土に対してやや安全側と思われるパラメーターを使用した為か、素人目には過大に出ていると感じました。今回は試算ですから、ある程度固まった段階でプロに聞いてみましょう。
DECALT や COSTANA の最新版のカタログを読んでいて知ったのですが、いろいろ連携できるようですね。圧密後の強度増加を考慮した安定計算ができるようです。また、AFIMEX( これもライセンスを購入していました)と COSTANA で動解を組み合わせた計算もできるようです。これは NEXCO の2009年の基準に沿った仕様のようですね。NEXCO の道路設計は別部門ですので知らなかったのですが、内容は面白そうです。カタログだけでは詳細が分かりませんので、ちょっと基準を見てみましょう。
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