2012年3月11日日曜日

「自然」の常識

東日本大震災から1年がたちました。

行政、電力会社、住民、それぞれの立場で様々な行動が報道されました。
まあ、これだけの大事なのに「智に働けば角が立つ」のか、初動からして難解な行動も多々ありました(角を残しながらも智に働いた方もいらっしゃったようですが)。
政治家も含め「人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人」だったということでしょう。

そのような世で技術者ができる貢献というのは、ある種のサービスなのかもしれません。「人」が欲しいと言われるものを御希望に沿った形で提供する。評価基準は「 人 」の常識(と我利私慾)。適度に技術的であるとみなして量産できる、あるいは高度な技術と「人」が評価したものを提供し、利益を得るサービスです。

津波や原発事故がターニングポイントになろうかと思われました。が、この1年の流れからみても、主体は「人」の常識+αから「自然」の常識へシフトしないようです。まあ、「人」が住む世の中ですし、「人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい」ということです。そこは世の常、受け入れるしかないのでしょう。

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