2011年12月14日水曜日

LEM, SRM, SAM その2

LEM, SRM, SAM の比較です。

適当なモデルで計算してみました。まずは、非関連流れ則。


自動で書き出される比較表の一部です。計画安全率は自分できめることができますが、今回、特に意味はありません。便宜上表示しているだけです。

結果はFellenius より Bishop、SRM より SAM で安全率が高く評価されます。後者は円弧を仮定している影響ですね。FEM とLEM は単純比較できないでしょう。SRMでの結果が円弧に近いと、案外、Bishopと同じような安全率が出ています。


関連流れ則でも実施しました。
結果、このモデルでは SAM、SRM ともに安全率が0.01前後上がります。ひずみが集中しにくくなる影響でしょう。教科書に載っている注意点ですね。土の評価が重要になります。


モデルを変えるとコチラ。材料値は上のモデルと同じで、非関連流れ則です。


解析領域や結果に問題ありですが、傾向は同じです。
異なる点は、SRM で非円弧が顕著になると、安全率が円弧よりかなり低くなるということでしょうか?まあ、当たり前ですか。


通して考えると、Fellenius だけはやはり異常ですよね。あらためて実感しました。Felleniusの計画安全率1.2を考慮すると、、他の計算手法で1.2は駄目ですね。駄目なのはわかりますが、ではどうしたら?というと実務的には以下のような答えしかありません。

海外ではどう評価しているのでしょう?

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