写真の EXIF には、位置情報(ジオタグ)が含まれています。
携帯やスマホにも GPS が付いていますので、ネットに UP された写真がどこで撮られたものか判別できる場合があります。また、位置情報を使って撮影位置を地図に示すことができるアプリも多くみかけます。
GPS がついてないデジカメでも、track データと撮影時間を比較して、EXIF に位置情報を埋め込むことが可能です。先日もカシミール3Dで位置情報を埋め込んだところまでUPしました。
問題はこの先で、これをCADへはめ込む方法が分かりませんでした。位置情報を読み取って、撮影場所をCAD上で図示したかったのです。
調べたところ、頭脳RAPIDPRO Civil3 で可能なようでした。
http://www.photron.co.jp/products/cad/pro_civil/function02.html
が、持っていません。
仕方ないので、フリーの「F6 EXIF」で位置情報の一覧データ(csv)を作り、Civil3Dでポイントデータとして読み込みました。
が、ここで問題。csv が WGS84 の LL (緯度経度)データとなってしまいます。track データを UTM でなく LL で書き出せば、ばっちり合います。が、平面図は通常 LL で表記されていないため、そのまま載せると位置が大きくずれます。これは何とかならないのでしょうか?
平面図の測地系・・・JGD2000
GPSで選択した測地系・・WGS84
EXIFの位置情報・・・・・・・WGS84(LL)
WGS84(LL)をcsvからCAD読み込みの段階で変換したいですね。Civil3Dで可能なような気もしますが、やり方が分かりません。
考え方を変えて、位置情報から Garmin の Waypoint データを作成し、それをDXF変換することにしました。GPSBabel を使用します。これ、かなりの種類のファイル形式を扱えます。
http://www.gpsbabel.org/
この後、GPS の付属ソフトを使用すれば、WGS84 (UTM) で DXF を書き出せます。
結果、平面図・GPSデータ・写真位置がCADで重なりました。
ちょっと力技っぽいですが、変換、変換で下地ができました。
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