2011年12月8日木曜日

開度-ウェーブレット解析図

地上開度図とウェーブレット解析図の合成です。

と、ここまで来て、かなり落胆しました。

合成の手法がマニュアルに書かれていません。合成の演算は山ほどあります。計算手法を示すことができないのであれば、せめて何のソフトの、どの演算を使ったかを書いてないと、追いかけられません。ましてや開度図の階調を見やすいように修正してから合成だと、純粋な計算結果を演算するのではなく、2枚の画像(適度に補正後の数値)を適度に演算する世界でしょう(だからマニュに書かれていないのでしょうか?)。画像の合成法は見やすいようにヨキニハカラエということなのかもしれません。

仕方ないので、Photoshopで合成することにしました。

まず、使った素材です。

修正地上開度図

Wavelet 解析図

SAGA の場合、Protection Index は水平からの角度になります(地上開度は鉛直からの角度)。グレースケールを反転して、修正地上開度図としました。

以下、合成図です。

合成図1 : Over Lay

合成図2 : Hard Light

合成図3 : Linear Light

合成図4  : Vivid Light

合成図5  : Multiply
(コントラスト、明度補正済み)

Linear Light, Vivid Light, Multiply が見やすいでしょうか?


これらの合成手法が、正しいかどうか分かりません。しかし、確かめることもできません。判読しやすい画像を作成するのが目的で、それに適した合成手法を選択するのが正解であれば、前処理ルーチン(材料作成)の必然性のなさが落胆の最大の理由です。最初から画像に対してエッジ抽出などのフィルターをかけて合成し、判読しやすいように作っても同じことでしょう。まあ、マニュに示してある手法でも対応できるといった「営業力」がついたということで、良しとしましょう。


ところでマニュから離れますが、今回知った SAGA のいろいろな演算が何を意味するのかは、興味が残るところです。何の分野でどのような目的に使用されているのか分かりませんが、教科書や文献はあるはずです。こちらは今後の「技術力」として調べてみましょう。

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