2017年12月2日土曜日

みずもり法

以前に書き残したような気がしたのですが、検索しても引っ掛かってこないので、あらためて。

大石ほか(2017)施工管理シリーズ 孔曲がりとコントロールドリリング(その2)「みずもり法」によるコントロールドリリング, 斜面防災技術 44(2), 13-21

トンネルの水平ボーリング(若干の上向き)などで、掘削孔先端の高さを把握する方法です。いたってシンプル。透明のホースを掘削孔先端まで突っ込み、水を送ります。送水側の口元は少し山側に上げておき、送水後にポンプから外します。ホース内の水の高さがホース先端の高さと釣り合い、掘削孔先端の高さを把握できる仕組み。特殊な計器は必要ありません。

この話を現場でオペさんにしていると「昔、見たことがある」と言われていました。「何をしているのかな?と思っていた」とも。
私はこの文献で初めて見ましたが、伝承が途絶えつつある技術なのかもしれません。
次回から試してみましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿