近年、裁判がらみの仕事が身近になりました。
裁判で問われるのが、当たり前なのですが、きちんと法や決めごとに則って実施されているかどうか?まずはそれが基本の視点になっているようです。技術者としては、まず技術的内容の真偽の視点から問いたくなるのですが、それは有識者の意見として淡々と処理されている印象を受けます。
また、良心・約束・指示などは、裁判で扱えるレベルの証拠として残っていない以上、なかったことになります。
先日、弁護士さんの講演を聞いたのですが、やはり内容が一味違いますね。一般的な業務において共通する注意点がいくつかありました。負けないための保険といいますか、そういうリスク対策を散りばめて仕事をしないといけないということを、再度、認識させられました。頭では理解できますが気持ちがついていきません(が、対策しますけど)。
稀ですが、そういった対策を最初から打ってくる業者さんもいらっしゃいます。必要最低限であればよいのですが、露骨であったり、その対策が継続すると、何も信じてもらえていないような気になり取引は続きません(それでも、業者さんの技術力が高ければ続くのでしょうが)。
職人さんと話す際の気持ち、人と接するときの気持ちは大事にする。信頼性を築くことを目標にしながら、その一方でリスク対策を散りばめておく。うーん、考え方によっては矛盾しているようですが、そういう制度なので仕方ないのでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿