まず思いつくのは LandXML 。でも、これはMVSで読めません。
次は USGS DEM 。しかし、日本の座標系に対応していません。
で、GeoTIFF 。後輩に聞いてみると、ArcGIS 経由で csv に変換可能でした。しかし、毎回頼むのも面倒です。
どれもイマイチだなあと思いながら GEORAMA を触っていると、データ変換機能が新しく備わっていることに気付きました。Ver.2012 からの新機能のようです。リリースノートを見ると、以下のような説明があります。
サーフェスポイントの CSV ファイル出力
指定範囲内のサーフェスのポイントを CSV ファイルに出力できます。
早速試してみると、指定したポリラインの範囲で地形も岩盤サーフェスも出力できました。 おお、これは便利。中身を見ると、ヘッダーもフッターもついていない、座標値だけの非常に単純な CSV です。
エディターで2行のヘッダーを付け、最後に”end”を入れるだけで、MVS 用 GMF の完成です。何層もあるならこの繰り返しです(これ、ついでにマクロ付けときましょう)。
MVS に取り込んで見ると、 おお、綺麗に取り込めた!と思いましたが、残念。岩盤サーフェスは山の部分を作る必要がないため、その部分の座標値がありません。が、地表と同時に取り込んでKrigingをかけると、それと同じ範囲を補間してしまいます。座標のない所まで、おかしな深度で補間してしまうのです。
ま、数値計算では先の書き出したCSVを座標として使いますから、表示だけの問題です。平地の標高で岩盤サーフェスを切ってしまえば、地表面形状(山)と連続しているように見え、見栄え良くなりました。
そこからは、可視化の威力発揮。データ入力のミスがすぐ分かります。また、同じ3次元でも CAD と違って見た目が段違いに良い。ボーリング、N値、土質区分を表示させ、空中写真、CADデータなどを貼り付け一段落です。結局、既存135本のボーリングを可視化するまで1週間かかりました。でも、なかなか効率が良かったように思います。
ま、考える材料ができただけで、ようやくスタートラインに立った所ですけどね。
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返信削除気付いたらコメントが消えていました。私が誤って削除してしまったかもしれません。スミマセン。
削除Civilでも任意の間隔でサーフェスの座標を書き出せるという主旨でしたね。
もう少し調べてみます。
トライしてみましたが Civil からはサーフェスの座標を書き出せませんでした。
削除サポートに聞いても直接は無理とのこと(ちょっとした操作を挟むことで書き出せましたが)。
やはり、現段階では GEORAMA 経由が良いようです。