ベンダーエレメント(BE)試験は、GSサンプリングと違う意味でレアです。
こちらは研究分野で使用されていますが、実務ではまだ浸透していません。私は雑誌で読んだことしかなく、詳細やノウハウは全く知らないレベル。
これも、実施中の先輩に確認しました。
聞いたところ、近隣の民間施設には試験機がなく、大学で実施しているとのこと。しかも、よく聞けばBEとは異なる手法でS波を測定していました。研究レベルであり実績や再現性の面で更なる検証が必要と思われますが、現実論としてはこれ以外選択の余地がないようです。
結局、大学での手法で計画。先輩にお願いすることにしました。現場ではPS検層(サスペンション)も提案します。
動解の中身について確認すると、現位置のS波と供試体のS波を比較することにより、せん断剛性を補正するルーチンがあるとのこと。それを使う必要性を感じたのは、過去の繰り返し三軸の結果から。乱れの影響で低い値しか出ず、せっかく高価な試験をしても使い物にならない結果だったそうです。補正すればきちんと載ってくる?(この辺、まだ知識がありません)らしく、提案したいということでした。
設計者によってはN値のみでOKという方もいらっしゃれば、やるならPSからBEまでやらないと意味がないといった今回のような方もいらっしゃいます。
個人的には所詮解析、されど解析程度に思っていますので、正解でなくても、より良い結果が得られるなら、試験をした方が良いと考えます。
この分野、まだまだ学ぶべきことがありそうです。
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