2012年5月12日土曜日

ボーリングデータの変換

GEORAMA のボーリングデータは CSV 形式で保存されています。

位置情報や土層区分、N値などが含まれている為、並べ替えると MVS に持って行けそうです。
当然、100本近くなると手作業では時間がかかりますので、マクロを組むことにしました。

まずはN値から。
GEORAMA は XML から試験開始深度を読み込むようで、厳密には試験区間の中心でプロットされません。XMLから直接読もうかとも思いましたが、先日UPしたように位置情報の修正が必須であるため、やめました。それに、EXCEL2007以上ではKunijibanのサーバーからも直接読めませんし(MSXML2.DOMDocumenのloadメソッドが上手く機能しません)。結局、GEORAMA の CSV を読み込み、MVS 用の CSV ファイルとして保存する形にしました。簡単なようでしたがバグ取りに時間がかかりました(分岐が複雑になると、最後の方で脳が追いつかなくなります)。計4時間程度でした。

次はPGFの作成。
読み込まれた柱状図を見ると、多くの方が様々な記載をされています。ただ、「盛土」や「埋土」などは、土質区分にその文字が含まれておれば自ずとピックアップ可能ですし、粘土・砂・礫の区分は、土質の最後2~3文字をチェックすることで可能でしょう。それらの残りを「風化」や「岩」の文字が含まれているかどうかをチェックすると「岩盤」として区分できます。最終的にどこにも含まれないものはそのまま書き出しておき、後でチェックすればOKです。
この辺りの判定は目的によって変えないといけないでしょうね。今回は土砂部の透水性が問題となるのと、大まかな土質分布を可視化するために上記のように区分しました。アルゴはほとんど上記N値と同じ。楽でしたね。こちらは1時間弱で完成しました。

これでボーリングデータとして過去の電子納品や Kunijiban の XML を GEORAMA で読み込み、Civil3D で位置を修正し、MVS で可視化というデータ変換の流れができたように思います。もう少し検証できたら変換ファイルをUPしておきましょう。


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