2011年8月10日水曜日

BTV

他支店に貸していたBTVが壊れて帰ってきました。

修理しようと分解した状態だったのですが、急ぎのためそのまま持って出られ、現場で接続の仕方が甘く、孔内に落とされてしまいました。なんとか回収はできたものの、結果、修理代30万円也。
ま、直って良かったです。

最近では、全地連さんによる汎用型BTVによる孔壁観察の話題を耳にします。
比較的安価なカメラで展開画像が得られるようですので、コアの補足観察には良いですね。
画像のズレを解消していくことで方位を合わせるシステムをお持ちの業者さんもいらっしゃるようです。これで亀裂の方向が採取できるようになり、ソフトが販売されるようになれば普及するかもしれません。

私が注目しているのは、孔壁観察より濁度測定の方です。汎用BTVで濁水画像を撮影し、深度を音声なり野帳なりに記録しておけば、後で○○時の○○mの濁度を数値化できます。そうすると、濁水をトレーサーとした追跡試験も可能になるでしょう。


昨年の応用地質学会の発表では今年の5月ごろにはシステム完成予定となっていました。しかし、まだ販売されていないようです。今後の動向に注目です。

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