2011年8月26日金曜日

吸着層の設計・施工例

国交省で重金属に対する吸着層の施工を実施していたようです。

http://www.qsr.mlit.go.jp/miyazaki/press/pdf/2010020102.pdf
http://www.qsr.mlit.go.jp/miyazaki/press/pdf/20100225.pdf
「吸着層を敷設後トンネル掘削土を盛土しますが、盛土に際しては吸着層で捕捉可能な有害物質の量を超過しないように管理します。」
越えなければ良いというものでもないでしょう。補足するとは書かれていますが、離脱することは書かれていませんね。設計者にモデルコンセプトと計算手法を伺ってみたいものです。

もともと重金属の含有量は高くないので、後に吸着層から離脱してもさほど問題にはならないでしょう。あるいは吸着層がなくても敷地境界の地下水濃度は問題にならなかったかもしれません。
しかし、計算でそれらの担保を取るのが設計です。「超過しないように・・・」ということは、Langmuirでしょうか?計算していたとすれば、PDEを1回で解く、簡易なアプローチだと思います。

公開されている地下水の濃度は基準値以下ですし、施工も終わっていると思われますので、詳細なデータが学会等で発表されるのを待ちましょう。いずれにしても貴重なデータですから。

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