先日届いたISRMのnews letterに、AEの記事がありました。
一軸圧縮試験でAEも測定しているのですが、CI、CD値がきれいに出ています。ひずみを測るより精度が良いようですね。面白い。
なかなかAEセンサーを使用する現場はありませんが、岩盤崩落や地下空洞での使用は見たことがあります。詳しい分析方法は分かりませんが、①複数のセンサーを使用すれば岩盤中のどこで発生したのかが分かること、②初期地圧を推定できること(カイザー効果)、③破壊させなくてもCI値などから現位置岩盤の一軸圧縮強度を推定できることです。③はTEPCOさんの論文で詳細に報告されています。岩盤がピーク強度を発揮する前に強度定数を把握できることから、情報化施工による変形解析での利用に有利ですね。壊れてから真値が分かっても意味ないですからね。
圧縮試験に伴うAE測定のため、代表的コアを選定したことはあります。試験を見てみたい、岩と結果を頭の中でリンクできるようになりたいと考えながら選んでいました。どのような試験・解析でも共通しますが、自分の手を動かさないと、なかなかモノになりません。
今後、機会があればモノにできるようチャレンジしましょう。
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