石灰岩地帯で車を運転していた際、違和感ある露頭が目に映りました。
「あの縞はなんだろう?」と思い、車を降りて近づいて見ると、ラミネーションでした。弱風化するとよくわかります。
最初はドロマイトや砂分の混在を疑って、サンプルを持ち帰り XRD や XRF をかけてみました。が、純粋な石灰岩でした。
日本の文献は引っ掛かりませんでしたが、海外の文献には記載があります。
https://www.researchgate.net/publication/281428253_Neighbours_talking_Late_Neoproterozoic_stratigraphic_and_tectonic_evolution_of_Oman_Pakistan_and_West_India
https://www.researchgate.net/publication/321888876_LITHOLOGY_OF_THE_LOWER_PART_OF_QULQULA_RADIOLARIAN_FORMATION_EARLY_CRETACEOUS_KURDISTAN_REGION_NE_IRAQ
砕屑性石灰岩と呼ぶのでしょうか?粒度で区分した名前がついています。これなら、ラミネーションがあってもおかしくないでしょう。
https://www.researchgate.net/publication/318501031_Indication_of_calcareous_tempestite_inside_the_Qulqula_Group_in_the_Zagros_Suture_Zone_KRI
不勉強なもので、まだまだ知らないことがあります。
わからないことに直面するたびに、学ばせてもらいましょう。
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