2012年10月24日水曜日

切土と標準勾配

ある調査計画に対し、チームTOPの設計者が納得し、 お客様も納得され、現場が動き出しました。

調査が順調に進行し、ある切土計画箇所に機械を据えた夜、設計者から指示。

「そこのボーリング、不要。中止しよう。」

どうも、設計担当者が変わったようです。「標準勾配で切るから、調査は不要」とのこと。
現場を見ていない、提案書を確認していない、モノレール仮設や機械を据えたと聞いても「調査不要」の判断を下されたのは初めてでした。正直、驚きました。まだ 社内にこのような設計者?がいることに。


論外なので却下しました。


でも、どのような地質断面モデルに対しどの程度の標準勾配を描かれていたのか、少し知りたいですね。この方の過去の設計、見てみたいものです。案外、私の取り違えかもしれませんし。


掘ってみると熱水変質帯や破砕帯が確認されましたので、いくつかある切土計画箇所の中では一番問題となる箇所となりました。結果論ですが、調査しておいて良かったということになります。

ま、とりあえずは、お客様に晒す前に食い止めておくことができて良かったと考えるべきでしょうね。


 いや、驚きました。





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