2011年2月24日木曜日

クリノメーター

AISTがGeoClino for iPhoneを開発しています。
http://itunes.apple.com/jp/app/geoclino-for-iphone/id398949364?mt=8#
Android版の説明書です。
http://www.gsinet.co.jp/software/download/geoclino_android/GeoClinoAndroid.pdf

面に当てるだけで測定でき、地図に走向傾斜が落ち、音声や写真(GPS情報入り)もリンク付けられ、SDカードやメールなどでデータが転送できる。しかもiPhone版は無料。欲しい機能の多くが盛り込まれています。まだバグもあるようですが、発想が良いですよね。

ただ、私がiPhoneで使うかというと、使いません。
以前、現場で急に傾斜を計る必要があり、iPhoneを代用しましたが、汚れ、傷、持つ場所が気になり、無理!と思ってしまいました。
今はきぃすとん通販のオイル入りプラスチック製を愛用しています。
http://www.clinocompass.com/clinocompass.html
針が固定できない、文字盤が厚く見づらいといった欠点がありますが、海水が降ってくる現場でほぼ毎日使っても、4年以上壊れませんでした。金属製や木製はいくら分解・清掃しても、1ヶ月くらいでOUTでしたから、すばらしい耐久力です。しかも、汚れたら丸ごと水洗いできます。やはりハードな環境に耐え、メンテナンスフリーの構造がいいですね。

私はクリノメータを4つ持っており、現場に応じて使い分けていますが、こいつの出番が多いですね。
沢がメインの踏査では、水の中に突っ込んで測れます。さすがにiPhoneを突っ込む気にはなれません。
施工合間の切羽観察では、短時間で多くのデータを取る事が可能なオイルダンプが有利です。ドライな山であれば、iPhoneで登録していくほうが早いかもしれませんね。

Android版はAUから防水が出ていますので、こちらなら使えるのかもしれません。
次に買い換えるときは、考えてみましょうか?


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2012.12.25追記
アンドロイド版のアプリ・説明書が変更されていました。iPhone 版とは異なります。App Store のサポートリンクは、この GSI 社のままですが。

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