地盤工学会誌に掲載されている講座「土の化学・物理」、なんといいますか、少し核心からずれたところで一生懸命、問題解決に取り組まれている印象を受けました。2月号を読んだ感想です。
化学の問題を、化学の解説を交えながら、最後は化学ツールを使わず、問題を解かないで終わっているところが、そういう印象につながったのだと思います。
一般的な土木の問題では、工学ツールを使って妥協点を見つけながら解いていますが、こういう汚染問題も化学ツールを使って、同じ感覚で解いて良いと思います。FEMを使うからといって、高度なinputを使えるわけではありません。化学ツールも同じです。現時点で化学ツールでの解法はあるのですから、最良のinputを集める方法を研究・議論・規定する努力の方が有益ですし、将来の技術者につながると思います。汚染問題に携わる研究者の方々には、そこを期待したいですね。
問題を解く手法があり、そのための試験・調査があるという流れが良いでしょう。試験法が紹介されていても、その結果を使う設計手法がなければ意味がありません。パラメーターだけで問題は解決できないのです。
さて、土壌の本を読んでいますが、コチラは進んでいますね。当分は勉強です。
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