2012年8月31日金曜日

大規模盛土造成地

明日は防災の日。テレビで関連番組をやっていました。
金曜プレステージ『防災の日SP 首都大震災~わ・す・れ・な・い 3・11の警告~』

津波、火災、着陸先を失った旅客機、盛土のすべり、その他色々。
空港閉鎖による旅客機の「エアパニック」については、今まで想像していませんでした。当然ありますよね。想像力不足。ようやく、盛土のすべりについて想像していなかったと言われる住民の方の気持ちが理解できました。

ちょうど先日、「大規模盛土造成地の変動予測調査」について、先輩の話を聞く機会がありました。平成20年に国交省よりガイドラインが出ているのですが、全国的になかなか調査が行われなかったとのこと。原因として、2次スクリーニングの優先度決定法が確立されていなかった点、点数評価と2次スクリーニングでの結果が合わなかった点なとを指摘されていました。 今年 4月の改訂で上記問題がある程度改善されたのか、いくつかの自治体で調査が発注され始めたようです。
余談ですが、現段階で調査は4社のほぼ独占状態。当然、ガイドラインを作った会社も入っています。こういう仕掛けが商売には必要なんでしょうね。例の部長様は「改訂によって、今後もこのような仕事が出続けるのか?」と堂々と先輩に聞いていました。いえ、 それを事前に考えるのがあなたの仕事なんですよ。

ま、こういった番組で、「盛土の一部はちょっと危ないのかもしれない」といった考えが一般の方に浸透すると、自治体としてもガイドラインとの間で板ばさみにならないように思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿