結晶片岩の異方性について。
堆積岩とともに適正な評価が必要な「異方性」なのですが、メジャーな割に利用されていないと思います。試験に供するサンプルの選択や、調査結果の解釈には必要な事項でしょう。研究結果は50年程前より出ていますね。
以下、備忘録です。
・弾性波
平沢清(1962)佐々連鉱山鉱石および結晶片岩の物性測定結果について, 物理探鉱, 15, 2
b軸(≒線構造方向)>a軸(≒片理面内、線構造に垂直方向)>c軸(≒片理面に垂直方向)
瀬谷清(1960)屈折法における異方性の影響について, 物理探鉱, 13, 2
ki=Vim/ViM (m: minimum, M: max)
d=ki・diso (等方よりも浅くなります。)
・強度
赤井ほか(1969)結晶片岩の構造異方性に関する実験的研究, 土木学会論文報告集, 13, 2
片理面と軸圧の方向が30度で最も強度低下 。(90度の10~25%。本当でしょうか?)
0 件のコメント:
コメントを投稿