高密度?高精度?に結論がでました。
あくまで個人的にですが、まあ、大外れはしていないでしょう。
http://phreeqc.blogspot.jp/2011/01/blog-post_4128.html
まずは弾性波探査。
「高精度」は、トモグラフィ的インバージョンを利用する解析法を指すようです。これは応用さんが売り出したもののようです。手法としても応用さんが開発したもののようですね。HPに書かれています。http://www.oyo.jp/product/01-seismic/seisimager_2d.html
一方、起振点を密に設け、地表面付近の探査精度を上げるのが「高密度」。25m程度にするようです。解析はトモグラフィ的インバージョンのようです(アルゴが同じかどうかは分かりませんが)。ということで、通常の発破法とは起振点間隔(薬量、データ数)、解析手法が異なります。だから単価が違うのですね。全地連の赤本では、きちんと書かれていました。聞いた話では、基礎地盤さんの売り出したものだそうです。ちなみに、先日の経験豊富(自称)の方も元基礎地盤の方です。これで繋がりました。
会社では応用さんの SeisImager/2D を使用していますので、高精度という名前が頭に焼きついていたのでしょう。波形データも、はぎ取りと同じものを利用しますので、私が扱っているのは高密度でなく、高精度で良いようです。
次は電気探査。
これ、調べてみると、「高精度」はありません。応用さんは「比抵抗映像法」と呼ばれています。知らなかったのですが、これも応用さんが開発した手法のようです。HPに書かれていますし、有名な本「比抵抗映像法(建設・防災・環境のための新しい電気探査法)」の著者も応用地質の方でした。驚き。http://www.oyo.jp/product/02-electric/elecimager_2d.html
一方、「高密度」は基礎地盤さんが売り出しています。しかし、手法は通常の比抵抗映像法のようです。
電気探査については昔の手法を知りません。が、前にも書いたように、今のやり方を手計算でできるとは思えません。そういう意味で、「高密度」な「比抵抗映像法」なのでしょう。私は応用さんの製品を使用していますが、「高密度」電気探査と呼んでいました。まあ、大きく見れば正解のようです。
最後は表面波探査。
これは基礎地盤さんは「2次元」表面波探査、応用さんは「高精度」表面波探査と謳われています。内容を見る限り、どちらも同じ手法です。起振点間隔は各受振点間と非常に密なので、「高密度」でも良いと思います。実際、応用さんの機械を使って「高密度」表面波探査と書かれている会社もあります。まあ、応用さんは使えませんよね。ソフトも自社の「高精度」手法を搭載した SeisImager/2D ですし。
とまあ、2社サンのプライド?戦略?といいますか、どうでもよい部分で迷っていたようです。すっきりとはしましたが、なんとなく、つまらないですね。
本質を押さえ、弾性波の起振点間隔のみ気をつけておけば、あとはお客様の使いやすい言葉に合わせておけば良いでしょう。
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