2012年1月29日日曜日

落石防護補強土壁

社内でアナウンスのあったTV番組「ほこ×たて」を見ました。

Geo BANK工法研究会の「落石防護補強土壁工法」に、「壊せないものは無い!」という職人が作った解体用の5tの鉄球を30回強繰り返しぶつけ、はたして壊れるか?壊れないか?を競わせる内容でした。(落石防護補強土壁のPR動画は研究会のHPにあります。http://www.geo-bank-sr.com/video/index.html

結果は惜しくも壊れてしまいましたが、これ、技術者へのPRは十分だったのではないでしょうか?
番組では同じ個所へ繰り返し鉄球をぶつけましたので壊れてしまいましたが、通常は落石が数10回も同じ場所に当たることはありません。また、緩衝材が壊れた段階で補修を行うと思います。
視聴者には「負けた壁」のイメージがつくかもしれませんが、プロにはその性能を示したように思います。

こういった番組に出演するということは、技術や商品への信頼、愛情があるのでしょうね。
技術者として見習いたいところです。

-------------------------------------------------------
2/1追記

今日、設計技術者とこの番組の話をしました。
この壁、土砂を中身に使っているので価格が安そうだと思っていましたが、やはりそれも利点の一つだとのこと。安くて施工が早いそうです。難点はやはり幅をとること。
破壊については、「最後は上向きの力をかけるように、えぐるように鉄球を当てていた。さすが破壊専門の職人。うまい。あの壁は落石用だから、下向きの力しか想定してないからね。」と仰っていました。そういう見方もあるんですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿