2011年5月17日火曜日

Civil3D2011 (道路中心線形データで地質縦断図)

道路中心線形データ(xml)をJツールで読みんだ後、分解・ポリライン化・連結しないと、GEORAMA2011で縦断が書けません。しかし、分解すると線形が変わる場合があり、推奨できません。

結果的に、Civil3D側で作成していたのですが、こちらの方法では柱状図や横断位置が自動で入ってくれません。なんとかGEORAMA機能で作成できないかサポートに相談しましたが、無理なようでした。致命的です。
しかし、Civil3Dで楽に横断位置を入れる方法を教えていただきました。サポート範囲外のはずですが、丁寧に対応していただきました。感謝です。

UNDOのエラーについては、サポートでもご存知でした。このエラーのためか、CADデータの中のGEORAMAデータ保存部分が飛んでしまい、GEORAMAツリーに図面名しか表示されなくなりました。特定の動作(計算を含んだり、Civil特有の機能を使うもの?)はUNDOできないため、とりあえずは自分で判断し、気をつけるしかなさそうです。

以下、道路中心線形データからCivil3D2011での地質縦断図作成手順です。

①Jツール→道路中心線形データ 読み込み
  • 国交省仕様テンプレートを使用してない場合は縦断スタイル設定(②③の作業)が必要 (テンプレート使用時は④へ)。テンプレート使用が絶対に効率的!使いましょう。
②線形ラベルの変更
a)ツールスペースの設定タブで 線形→ラベルスタイル→測点→主測点を右クリック→新規作成
  • 情報タブの名前に「20m測点」 など入力
  • レイアウトタブ→文字→コンテンツを編集.「・・・」ボタンをおすとテキストコンポーネットエディタが立ち上がる。右の黒い画面をクリックし、すでに入力されている測点値を選択(画面右の方で隠れている)
  • 単位「m」
  • 形式「測点インデックス形式」
  • 出力「測点文字の左」は必須。他は好みで。
  • 設定できたら上の「⇒」ボタンを押して反映
  • 右の黒い画面で反映された測点の前に「No」を入力→OK
  • レイアウトタブ→文字→回転角度「90」→OK
b)図面上でラベルを選択し右クリック→線形ラベルを編集
  • 主測点ラベルスタイルを、上で作った「20m測点」などに変更
  • 追加ボタンを押すと 下に表示される
  • 増分を「20m」に設定
  • 測点インデックス増分を「20」に設定→OK
③ 国土交通省の縦断図を作成するための設定
Jツール→ヘルプより「国土交通省の縦断図を作成するためのルール」に沿って、縦断図を書く前のスタイル設定を行う(この作業、ヘルプでは必須となっていますが、飛ばしても良いと思われます。)

④縦断図の作成
Jツール→ヘルプより「国土交通省の縦断図を作成する」に沿って作業する。
この時、手順1の段階で地層のサーフェスも一緒に選択、追加すること
※柱状図は自動で表示されない!しかし、④の作業でボーリングポイントを通しておけば楽。

⑤横断交差位置の記入 
a)横断抽出ラインの作成
  • メニューバーの横断→横断抽出ライン作成
  • enterを押して道路中心線の線形選択、
  • 横断抽出ライングループで地質サーフェスをすべて選択、OK
  • 左幅、右幅を指定。終わったらenter
※横断ビューまで作成する必要はない。

b)横断抽出ラインの記入
  • 道路中心線形縦断図をクリックして選択→縦断ビュースタイルを編集→表示タブ→横断抽出ラインの測点グリッドの表示をオン、適用、OK

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