昨日より、Pyrrhotite をメインとする mine tailing で Oxidation Rates やO2の拡散係数を示した文献を読んでいました。
"Field determination of sulphide oxidation rates in mine tailings"
http://europa.agu.org/?uri=/journals/wr/96WR00487.xml&view=article
例の盛土の計算に流用できるかな?と思いつつ取り寄せたのですが、私には当たりでもなく外れでもないといった感じの文献でした。15年前の文献ですものね。
アブストだけ読んで期待して購入すると、当たりは1~2割です。(こちらの知識不足によるところも多々あり、後で重大な意味を発見し、眼がさめることもありますが。)凡人は多読、つまり量をこなすしかありません。
今回の文献では、「地下水位との相関で Oxidation Rates を示す方法は、説明方法として良いなあ」「体積含水率(エアーの量)を整理して示す必要あり」「材料の新旧も効く」などといった事項を再確認・整理できました。
面白いデータもありました。
①tailingで一般的な鉱物(gypsum CaSO4・2H2O, Jarosite KFe3(SO4)2(OH)6, Alunite KAl3(SO4)2(OH)6 )のSIをPHREEQEで計算すると、全て不飽和だったそうです。
②この site では、地下水位から40cm以上離れると Oxidation Rates が変化しないようです。不飽和浸透特性について一切触れられていないので、どのような土質なのかわかりません。想像するにθrに達したということでしょうか?
2点とも、重要な意味を持ちそうなデータです。
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