昨日の続きです。
大気と平衡になった場合、そちらの影響のほうが大きく、pHは7弱となり上昇しません。
昨日書きましたが、自然界の場合はその間に落ち着くわけです。
石灰岩地帯の井戸水の水質を測定したことがありますが、
ボーリング井戸でpH=8.1、掘りぬき井戸でpH=6.8に大体落ち着きました。
水道水の基準pH=8.6を超過していませんが、快適水質項目目標値や農業用水の基準pH=7.5は超過しています。地元の方はそれを飲まれているので、健康に問題はないのでしょう。
ちょうど今日届いた、地盤工学会誌にこういった溶出の話が載っていました。
シミュを用いた詳細な予測の話ではなく、現状の整理といった内容でしたが、なかなか良く整理されていたと思います。実務的にはこの辺が落としどころでしょう。どなたが書かれたのか?と思って著者を見てみると、研究者でした。複雑ですね。
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