変形解析で一般的な側圧係数を使っても、内空変位データと合わないのではないでしょうか?変形解析を実施する特殊時山などでは、初期地圧測定を実施すべきですね。
地下空洞では数多くの初期地圧を測定しますが、その結果の解釈、それに対するレイアウトが重要になってきます。個人的には、初期地圧のゾーニングと、サイトの亀裂構造図が一致するのではないかと考えています。
側圧係数
日本道路公団試験研究「トンネルの標準設計に関する研究報告書-数値解析と施工実績の分析-」1986
紹介:土木学会「山岳トンネルにおける模型実験と数値解析の実務 (トンネル・ライブラリー16号) 」p151、152
日本鉄道建設公団「NATM設計施工指針」1996.2,p323
紹介:大成建設土木本部土木設計部「トンネルの設計 (考え方と設計がよくわかる実務シリーズ) 」山海堂 p86、87
初期地圧
土木学会「トンネルの地質調査と岩盤計測」1997 p108-112
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2014/4./20追記
側圧係数
土木学会「実務者のための山岳トンネルにおける地表面沈下の予測評価と合理的対策工の選定(トンネル・ライブラリー24号)」p148
2014/11./27追記
初期地山応力を算出する場合の地山要素のポアソン比は、以降の掘削解析に用いる地山材料のポアソン比とは切り離して考えなければならない。
鹿島建設「新・土木設計の要点5 トンネル」p38
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