2020年6月5日金曜日

土石流と浮遊砂

国土技術政策総合研究所 業務 入札公示新着情報に、以下の案内が出ておりました。

「急勾配移動床水理模型実験業務」

河川、砂防の実験は1990年代に盛んだったようです。砂防のプロに聞いても、近年では珍しいのではないか?とのこと。

そういえば、今年の年次報告に河床変動の研究が掲載されていました。このモデルを確立する過程なのでしょうか。
「細粒土砂の挙動を考慮した土砂・洪水氾濫事例の再現」

高橋モデルに浮遊砂は入っていません(侵食・堆積速度がパラスタなので、実質的には含まれているとも言えますが)。河川で使用されている掃流砂・浮遊砂式を掃流区間の式と置き換えてしまえばこの部分は対応可能でしょう。が、掃流状集合流動区間に組み込むべき式は日本にあるのでしょうか?海外の式が対応できるのかもしれませんが、実験で確かめようという流れなのでしょうか?

実際はこの業務でどのようなことを目指されているのかわかりませんが、来年の今頃にはある程度の結果が報告されているでしょう。
見逃さないようにしましょう。

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