2011年1月27日木曜日

並行計算

並列でも平衡でもありません。(コンカレンシーでもありません)
同時並行でいくつのケースの計算ができるかということです。

Dtransuはシングルコア用のため並列計算はできません。(ソースを書き換えれば別です。)が、プログラムが単体のため、複数コピーしておけば、スレッド数(実用的にはコア数)だけのパラスタが並行して計算できます。通常、Core i7-980Xでは6ケース同時に計算しています。

ところが、SoilPlusでは並列も並行もできません。パラスタでは1ケースの結果を見て、次のケースを作成し計算するといった過程の繰り返しになります。作業効率はDtransuの1/6となってしまいます。

一番良いのはSoilPlusからFEMAPのneu形式で書き出したものをDtransu(UNSAFでもOK)形式に変換してしまうことでしょうか。原子力安全基盤機構ではFEMAP-DTRANSU-TOUGH2-MODFLOWなどの変換ツールを作られています。さすがです。公開していただければありがたいですね。

今後、モデルはどんどん大きくなると思います。並列化を取るか、遅くてもシングルで複数ケース回すかといった判断に迫られる時期が来そうです。CPUの開発状況にもよりますが、使い分けの準備はしておきましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿