Intel Parallel Studio XE 2020 Composer Edition for Fortran のSSR更新に関する案内が届きました。
Parallel Studio が廃止され、後継の oneAPI に移行する案内は以前から届いていましたが、まだ前者を使い続けていました。で、更新のタイミングで入れ替えることに。
oneAPI へのライセンスの書き換えはボタンクリックのみ。無償アップグレードでした。
その後、SSR更新費用を確認すると、10万で約倍になっていました。VTune や Adviser が含まれた上位版の後継ですので妥当なのですが、毎年続くと思うと痛い。残念なことにアップする前だと今回に限り6万だったようです。うーん。ま、oneAPI 自体は無償なので、保守契約はやめましょうか。
https://software.intel.com/content/www/us/en/develop/articles/free-intel-software-developer-tools.html
この oneAPI の無償化ですが、大きな転機ですね。NVIDIA さんが Linux 向けに PGI の後継を無償で配布していますので、Intel さんも対抗されたのでしょうか。ユーザーにとってはありがたいことです。今後、Winのデファクトスタンダードになるでしょうね。
で、早速 Win 版をインストールしてみました。oneAPI 側の制限はなくなりましたが、Visual Studio 側の制限はそのまま。個人利用として継続します。
途中、C++がはいっていませんと注意されます。C++をいれて、Base、HPC の順でインストール。時間がかかります。更新がさらに面倒になりそうです。Linux 版だと apt や Docker で簡単に更新できそうですけど。
インストールが終わり、コンパイル。
exe を動かしてみると、今度は'dllがない'と叱られます。oneAPI からは インストールマシンでも path を通してくれないのでしょうか。うーん、面倒。
libiomp5md.dll cannot be found after upgrading to oneAPI for Windows
https://community.intel.com/t5/Intel-Fortran-Compiler/libiomp5md-dll-cannot-be-found-after-upgrading-to-oneAPI-for/td-p/1258331?profile.language=ja
...\OneAPI\compiler\latest\windows\redist\intel64_win\compiler
エラーが出るたびにdllを検索。都度、Path を追加すれば最終的に動きました。
この oneAPI ですが、OpenMP で Intel の GPU をサポートしているそうです。が、詳細な情報を拾えず。雑誌などで紹介されているかもしれませんので、ゆっくり調べてみましょう。
ま、ゴリゴリ使っているプロでもないので、当面はこの状態で良いかな。
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