2021年7月21日水曜日

令和3年度 地質CIMの対応 その2

今年度のボーリングモデル作成時のソフト比較です。

Civil3D 2021 + GEORAMA でボーリング取り込み可(調査結果モデル)。
・取り込み後に推定・解釈モデルへ書き換え可能であるが、すべて手作業になり面倒。
・柱状図の情報(属性)は埋め込まれる。閲覧には上記ソフトが必要。
・属性を別ファイルで管理するため、Navisworks + Navis+を利用。
・ただし、対応できる属性に限りあり。ガイドライン掲載例の6割はこれらで対応可。
・外部ファイルの更新を反映するには上記ソフト(Navis+)が必要。

V-nas Clair 2020.6 + Geo_kit でボーリング取り込み可(調査結果モデル)。
・取り込み後に推定・解釈モデルへ書き換え不可。
・柱状図の情報(属性)は埋め込まれる。閲覧には上記ソフトが必要。
・i-ConCIM - IFC ツールの属性付与は、すべて手作業になるので現実的ではない。
・dwgで保存すると旗揚げ・N値などが倒れる場合あり。⇒Navisworks の利用不可。


応用さんの製品は手元にありません。設計者が使わないので、上記ソフトに比べシェアは小さいでしょう。同理由で購入予定もナシです。

地層研の Geo-Graphia は計算のためのプリポストとして他支店で購入しています。私は現行品を使ったことはないのですが、10年以上前に販売されていたソフトの機能やサポート対応により、あまり良い印象を持っていません(文句を聞かないので現行品では改善されているのかもしれません)。
HPの紹介では IFC 出力が開発中、属性管理は謳われていませんので、まだ CIM の土俵に上がっていないようです。

Navis は初めて利用しました。特筆すべき点はありませんが、AECコレクションの一つ(とアドオン)なので、データ互換に関してはストレスなく扱えました。

現状では、Civil3D 2021 + GEORAMA + Navisworks + Navis+ を選択せざるを得ない状況でした。サーフェス、ソリッドモデルの作成を考えると、汎用ソフトでは一択になりそうです。

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