LiCSBAS: An Open-Source InSAR Time Series Analysis Package Integrated with the LiCSAR Automated Sentinel-1 InSAR Processor
https://www.mdpi.com/2072-4292/12/3/424
GitHub の wikiに従い install。
調査範囲を設定し、あとはbash を叩くだけ。これだけで DL から複数の計算まで止まらずに走ります。簡単です。
LiCSAR で2時期の差分画像までは処理済みですが、6~12日毎で数年分のデータがあるため、DLだけで1時間以上かかりました(ラップトップ+4Gルーターです)。2度目からは不足分のみ DL される仕様になっていたので速い。ありがたいです。
計算自体は速いですね。ラップトップでも問題なし。ラズパイでも動くとのことでしたので、かなり軽量化に配慮されているのでしょう。1度だけ step02 で停止していましたが、安定性も問題なさそうです。
計算が終わったら、コヒーレンス等のマップを表示。その中から目的の位置をクリックすると、対応する時系列グラフが描画されます。異なる場所をクリックすると、それに応じて時系列グラフも変更されます。これは素晴らしい!
時系列値をテキストに吐き出すスクリプトが付属。変位速度マップを geotiff にしてくれるスクリプトも入っていました。GIS に持ち込むと、位置を視認できます。これも必要でしょう。
LiCSBASを利用して、国内8か所の変位速度マップを描いてみました。1平方㎞程度の広さがあれば、判定し易くなります。平野や埋立地などは特に判定が容易。山はダメですね。
時系列解析に関する一通りの機能がそろっています。しかも軽量、安定。
作者らに感謝です。
0 件のコメント:
コメントを投稿