2021年7月22日木曜日

令和3年度 地質CIMの対応 その3

Civil3D 2021 + GEORAMA で作成した3Dモデルに、Navisworks 2021 + Navis+ で属性を付与する手順です(ボーリング+サーフェスモデル)。
ガイドラインの属性例(表30)の約6割を付与できます。


GEORAMA
・「境界テーブル」を開いてセルを全選択し、CTRL+C。
・EXCELにペースト。
・不要列(B~Q)削除。
・2行目に'0'等を挿入。
※文字列:0、実数:2、整数:3、日付・時刻:4、リンク(外部参照ファイルやURL):5
・タイトル行をつける(A列は'General:Layer Name')
・Navisworks データの保存予定先と同階層に'ATTRIBUTE'フォルダを作成し、csv保存。
※電子納品基準に沿ったフォルダ名。
・「ボーリング」を csv 出力。'Borlist.csv'が出力される。'ATTRIBUTE'フォルダに移動。
・最後の列に1行目’柱状図’、2行目’5’、3行目以降’SOURCE¥○○.xml’として柱状図xmlを指定。
※Navis データ保存予定先に'SOURCE'フォルダを作成し、柱状図を集めておく。
・「3Dダイアグラム」で地表面、断面、境界面、地表面、3Dボーリング、3Dソリッドボーリングなどを選択し、表示。
・必要に応じ「オプション」-「ボーリング」で柱状図の幅、3Dソリッドボーリングの幅、旗揚げの高さ、文字の大きさ等を調整。
・問題なければ「3Dダイアグラム」で書き出し。

Civil3D
・書き出された dwg を開いて、地表面のコンター間隔を調整、保存。

Navisworks
・「ホーム」タブ-「プロジュクト」-「追加」より書き出された dwg を追加。
・保存。
・「ホーム」タブ-同タブ「選択と検索」-「選択ツリー」を表示。
・選択ツリーパネルをプロパティ表示に切り替え、「ボーリング」をクリック。
※ソリッドボーリングが選択される)

Navis+
・「分析ツール」-「属性分析ツール」より、IDを追加。
・「分析ツール」-「属性のエクスポート」より、GRMA_ID¥ID、ボーリング¥ボーリング名、ボーリング¥地質名をエクスポート。
※'ATTRIBUTE'フォルダに保存。
・Navis+パレット内の「Navis+」を右クリック、「属性テーブル作成」、'Boring'属性テーブルを作る。
・「Boring」を右クリック、-「属性割り当て」。属性ファイルにエクスポートしたcsvを選択し、「属性割り当て」。
※相対パスで指定。以降も同様。
・同ダイアログの「更新」も同ファイルを設定。
※後に更新用ファイルを用意したら、それを指定。
・同ダイアログの「項目テーブル作成・更新」に GEORAMA で書き出した'Borlist.csv'を選択。「ボーリング名」で「更新」。
※見失う場合、'Borlist.csv'の A列タイトルを’ボーリング名’に変更
・Navis+パレットの「Navis+」を右クリック、「属性テーブル作成」、'Surface'属性テーブルを作る。
・「Surface」を右クリック、-「属性割り当て」。属性ファイルにEXCELから書き出したcsvを選択。
・'Navisworksのプロパティ名称'に'Civil3D\General:Layer name'を指定し、「属性割り当て」。
・同ダイアログの「更新」も同ファイルを設定。
・保存。

この手順において付与できない項目が、地質情報の記事(概要)、深度(層厚)、孔内水位、N値、土質定数(土質試験結果)。基本、柱状図xmlと重複する項目なので、属性付与はコピペで済みます。が、該当区間のみの掘進時水位の選択(ケースとの位置関係)、2層にまたがるN値や原位置試験結果の振り分けの判断など、機械的付与の難しい属性も含まれています。
土質定数は設計段階で付与すべきでしょう。土質試験結果は多岐にわたるので、柱状図同様に試験結果一覧表PDFへのボーリング毎のリンクの方が使いやすいと考えます。
深度は柱状図を参照する際に必要になるので、付与しておくべき情報でしょう。
付与できない項目のうち、深度、色、記事のコピペは、Python で組みました(その後、Navis+で更新)。ま、柱状図と重複する内容ですから、スクリプトを組んでまで例を再現される方は少ないかもしれません。
Navis+ がないと外部の属性ファイルの更新を反映できないのもイマイチ。属性の埋め込みが前提なら、V-nas Clair + Geo_kit の方が簡単です。実務上は後者の属性付与・表示方法で十分ですが。
ガイドラインには属性付与「例」しか掲載されていませんので、何を含めるかはお客様と話し合うことになるのでしょう(そして BIM/CIM実施計画書「4.3 (2)属性情報の項目」へ反映)。

現状、属性の付与されたボーリングモデルをソフトが地質として認識してくれません。外部参照される属性の役目を柱状図(xmlデータ)が担っている状況です。そのため、属性csvデータは各調査ステップ間で利用されないでしょう。ここだけ見ると非効率です。が、維持管理段階まで考えると、1つの統合モデルに地質の情報も含まれていた方が良いのは確か。事業の流れの中間段階はともかく、最終段階のボーリングモデルだけは、きちっと属性まで整理したいものです(しかも永続的なフォーマットで)。

ま、属性付与だけなら1時間程度の作業です。中間段階では無駄になるかもしれませんが、「手間だから実施しない」とも言えない作業です。ガイドラインが変更されるまでは、淡々と処理せざるを得ない内容でしょう。

CIM というワードをよく聞きだしてから7年が経過しました。その間、準備してこられた技術者は淡々と作業しているでしょうし、準備してこなかった技術者は慌てていることでしょう(いまだに他人事、人任せなオジサンもいますが)。

2年後の原則 CIM に向けて、周囲の重い腰がいくらか上がり始めたようです。

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20210807追記
地形のJ-LandXML書き出しです。

Civil3D から LandXML書き出し
・「ツールスペース」-「設定」タブ、一番上を右クリックし、「LandXML 設定を編集。。」を選択。
・「LandXML 設定」ダイアログで、識別要素を書き出しを「オン」、作成者等の情報を入力、「OK」をクリック。
V-nas の i-ConCIM キットでインポート・エクスポート

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