昨年、土木の各専門分野では、CIM モデル作成ガイドラインの整備に着手されたようです。
幾つかの専門分野が公表、それを更新すべく、議論が進められています。
また、ソフトウェアベンダーも自社ソフトを使用したセミナーや、トレーニングテキスト作成などを実施されてさいるようです。が、その多くは、そのソフトでどのようにして3次元モデルを作るか?程度の内容にとどまっているのが現状です。2年前と何も変わってません。売り込みのチャンスですから、CIM =「 とりあえず3次元化」といった流れを見せ、ユーザーを取り込むのも一つの戦略なのでしょう。
http://phreeqc.blogspot.se/2014/06/3.html
ただ、ココまででしたら CG や三次元解析に携わってこられた方なら(ソフトを問わず)実施されてきた内容です。CIM ではその先の話が本質でしょうし、今後、ベンダーがセミナー等でガイドすべき内容だと考えます。ユーザーも「三次元化だけではダメだ」と、そのうち気付きくことでしょうし。
休暇前に、CIM トンネルモデル作成ガイドライン Ver.1.0 に沿ったトレーニングテキストを入手していました。数量計算や掘進時の計測結果の表示方法等があればと期待しましたが、残念ながら皆無でした。どのようにして3次元のオブジェクトを作成していくかに留まっていました。遅れています。
昨年12月中にはVer.2.0になる予定でしたが、こちらもまだ公表されていないようです。
CIM と銘打つからには、その先が必要です。数量集計、施工管理や計測・維持管理の効率化・高度化などが期待されるところです(それがなければただの3次元化です)。
平成28年度では、これらの状況を打破すべき内容のガイドラインが出てくることを期待しましょう。
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