永井茂「目でみる水質表示法」
出典は不明です。引用文献からは、1970年前後の古い資料だと推定されます。残念ながら定量的な指標は載っていませんでした。
以下は比較的新しい文献です。こちらにも key-diagram による定量区分と、stiff の定性区分が載っています。
中島ほか(2012)佐賀県の地下水の水質による分類, 佐賀大学農学部彙報, Vol.97 p.27 -35
http://portal.dl.saga-u.ac.jp/handle/123456789/119478
stiff の良いところは、見た目で区分しやすい点、マッピングしやすい点でしょう。中間的な水質では判別を迷うこともありますが、説明資料として利用しやすいグラフだと考えます。イオンバランスをチェックされていない方が作られた図では、一目で再採水の必要なデータも抽出できます。
昔はAquaChem を利用して描画していましたが、どなたかがキーを紛失して以降、Grapher を利用していました。http://www.goldensoftware.com/products/grapher
EXCELの散布図でも代用できます。上記文献では、公開されたEXCELデータを利用されています。
誰でも手軽に図化でき、直感的に判別しやすいstiff。定量区分の piper を併用しておけば、特に問題にはならないでしょう。
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