2016年1月28日木曜日

3D モデルの引継ぎ

国交省山形河川国道さんが、東北中央自動車道の橋梁計画の3Dモデルを掲載されています。
http://genba-story.com/yamagata4/drawing.html

見た瞬間吐き気を。
いえ、プロからすればたいした内容ではないのでしょうが、私は絶対手を出したくないですね。

地形は UAV + Recap360 だそうです。動画は Infraworks ですね。橋梁は Civil3D でしょうか?
動画を見ていると、ゲームを思い出しました。ゲームグラフィックデザイナーなら、FPV で操作までできそうですが(ゲーム制作は、お金がかかるのでしょうね)。


帰社すると、設計者から下部工の3Dモデルが届いていました。
それを地層境界面に載せて可視化。簡単に疑問点が見つかりました。私はこの程度で十分ですね。
下部工モデルの修正は大変ですが、地層境界面の修正も場合によっては大ごとになります。複数の地質・岩級をつなげて支持層としているような面の修正は容易でありません。また、ボーリングを一本追加すると、そこを中心に広い範囲で(思いもよらない個所まで)変更が生じます。自社のデータであれば1日で修正できますが、他社さんのデータは取り扱いに困るでしょうね。ソフトや面の発生アルゴリズムによって、全く異なる曲面ができてしまうため、特に設計が進んだ段階ほど修正に気を使う必要が出てきそうです。

CIM においてデータの引き継ぎを考えた場合、地層面の取り扱いは構造物とは異種の問題を含んでいるようです。


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