続いて、断層の解析。
(青野宏美「地質のフィールド解析法」近未来社, 2010, §3)
ステレオネットの説明部分は、岩盤でもよく出る話なので容易に読み進めることができました。
広域の地形より2本のリニアメントを共役断層として説明される地質屋さんがたまにいらっしゃいます。「では、その方向から推定される最大水平圧縮応力を有すると考えられる時代はいつ?」と伺っても、答えてもらったことはありません。過去の文献を調べると、ある程度判明することですが。
地形だけで適当な感想を言わずに、過去の応力場意識しておけば、共役とすべきか否か高い可能性を選択できるように思えます。
ステレオネットを書いて断層の応力場を復元する過程は面白いと思います。こういったことにも慣れておけば、意識しやすいと思われます。
後半は、ついて行くのが精一杯でした。堆積屋さんメインの話でしょうか?断層だけでなく、フォアセット葉理、スランプ、すべりなどの話も含まれていました。実務ではほとんど実施していない堆積層の解析ですが、基礎知識としては身に付けておくべきなのでしょうね。
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