引き続き、褶曲の解析。
(青野宏美「地質のフィールド解析法」近未来社, 2010, §4)
理解できない個所もありましたが、先の断層セクションよりは容易に読めました。
最後に褶曲面上のスランプ方向を2段階で(褶曲軸、翼の順で水平に)回転させ復元した事例を紹介されていました。これにより、日本最古の礫を運んできた方向の推定に使えるそうです。面白いですね。
実務への適用を考えると?といったことになるのですが、地質屋さんの基礎知識としては必要なように思います。
§5の地層の重なりの解析については、より適用度が難しいと感じます。
3次元では SIS を用いると思いますのでマルコフ解析(知りませんでした)の用途は思いつきません。が、1次元であればEXCEL等で容易に表現できそうですので、基礎知識として押さえておきましょう。
以上が図書の感想・覚書です。
基礎力の足しになったでしょうか。
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