土検棒でc・φがわかるかも?と期待して遠い現場に行ってきたようです。
が、結果は全く駄目。興味を無くしたのか、整理も途中で投げていたようです。
結果の続きを整理してみると、当然ですが試験値とは全く異なっています。経験式法と(CUの)相関式法ですら大きなずれが生じていました(三軸試験結果もイマイチでしたが)。
興味をひかれる点もありました。
プロットすると、比較的綺麗な線形になります。いろいろな問題(乱れは?挿入時に押し固めていないか?飽和度は?など)をブラックボックスにしつつも、その状態での綺麗な線形データを返してくれるのは、ツールとして優れている点でしょう。
ただし、それとc・φを求めるのは全く別の話。前にも書きましたが、現段階では土検棒を用いて飽和時のc・φを推定するには、力学試験が必要です。矛盾しているようですが、相関をとれる程度の数の力学試験が必要なのです。
http://phreeqc.blogspot.com/2011/07/blog-post.html
マニュアルでは、以下の注意書きが書かれています。
・・・ただし、この経験式は今後数を増やして正確な数値にしていく必要がある。
・・・この式はあくまでもこのテストフィールドでの参考式であることに注意する必要がある。・・・したがって、基本的には現場毎にこのような相関式を作成して活用することが望ましい。
個人的には、土研さんが土質に応じて数多くの結果を吟味してからマニュを作れば問題なかったように思います。が、現状を考慮すると仕方ないでしょう。
まあ、まだ2箇所の比較ですし、データを集めないことにはその先の話ができません。その内、整理されたものも出てくるでしょう。それまでこちらもデータを集めておきましょう。
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