2019年7月22日月曜日

地下水モデル その3

9章はモデルキャリブレーションです。

4年前の時点で PEST の使用は当たり前、手動の試行錯誤のみはダメ、と断言されています。10章の不確実性にかかわる箇所でもあり、必須なのでしょう。そうなると、使用するソフト制限されます。

ペナルティ項の追加はタンクモデル(SCE-UA)の最適化でも使われていましたね。機械学習でも L1, L2正則化として用いられていました。目的は異なりますが、数式にすると同じです。このあたりは古くからある理論が実務で利用されているということでしょう。

V&Vは数年前に聞き始めましたが、ぼーっとしているうちに、古くなっていたようです。恐ろしい。

あと、この章だけではないですが、予算の配分についても若干の記載があります。日本産の教科書にはない点です。有益です。

全体として地下水にかかわる技術者ならば、心得ておくべき内容が多く記載されていると考えます。あたりですね。

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