簡易索道を張ってもらった若い助手の方にコンプレッサーを借りていました。
それを使って、エアリフト法による孔内洗浄をテストしました。結果は上々。
15mくらいの孔内水位でも汲み出すことができました。
その結果を助手の方に報告していたのですが、横からオペさんが「昔はよくやっていた」と入ってこられました。
2人で「え?!」と驚き。
「エアリフト」という言葉は知っていましたが、その知識と映像、具体的手順が結びついたのがつい最近。しかもUSGSのサイト。「海外では豪快な洗い方をするなあ」と思っていた程度です。
https://www.usgs.gov/media/videos/usgs-groundwater-monitoring-well-redevelopment-using-air-lift-method
https://water.usgs.gov/ogw/video/gwpd.html
オペさん曰く、日本でも「さく井では昔から実施している」とのこと。昔は会社でも井戸掘りの仕事を多く請け負っていたそうで、大型のコンプレッサーを持ち込んで実施されていたそうです。圧をかけすぎるとVPが割れるので注意が必要とか、VP100を入れるべきところをVUを入れてしまい、割って掘りなおした先輩がいるとか、教えていただきました。
この応用で、「エアリフトポンプ」といったものがあるということも御存知でした。井戸掘りを多く請け負っていた支店では複数台所有していたとのこと。もっと早く知りたかったですね。
伝承が途切れていた技術でした。危ないですね。
ひとまず、ノウハウをお持ちの方が身近にいたというこがわかりました。
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