2014年10月20日月曜日

gmf ファイルからの推定

MVS で geo ファイルから地層分布を推定・可視化するのは、最もスタンダードな手法だと思います。

ただ、この方法では地表面まで推定結果となり、LPデータや測量結果を使えません。地表面と地層がクロスしている場合などでは、不都合が生じます。

何か方法はないかとForumをのぞいてみると、ありました。

簡単なのは前者。ツールを使って geo ファイルを gmf に変換、その後、地表面の座標を測量結果などに入れ替えれば OK です。今まで、csv を gmf 経由で表示させていましたが、こういった使い方のためにツールがあるのですね。

早速、付属のサンプルデータ「7_layers_dipping.geo」を変換し、gmf で表示可能か試してみました。
まずは geo ファイルからの推定。


次に、変換した gmf ファイルからの推定。




両者とも似たような推定になるはずが、最下部の面だけ大きく異なっています。
ボーリングでの short (延長不足)の取り扱いが2者で異なるためのようです。geo では、上層の傾斜をそのままコピーしているようですね。gmf では無視です(変換時にshortの情報が消失します)。

どちらが良いかというと、前者でしょうね。short を含む下位2層程度は、geo ファイルの推定結果を Write_Coordinates で csv 書き出し、地形と一緒にgmfファイル入れ替えで対応した方がよさそうです。

なお、推定した結果を地層面毎に write_CAD で書き出せば 3D 面になります。先の csv や 3D 面を Civil3D で指定すれば TINサーフェス になり、GEORAMA で扱えます。繋がって行きますね。


0 件のコメント:

コメントを投稿